腰痛と寝具の関係
1. マットレスの硬さ
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柔らかすぎる → 体が沈み込み、腰が過伸展しやすい → 腰椎に負担。
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硬すぎる → 骨盤や肩が圧迫され、筋肉の緊張が強まる。
👉 適度に沈み込み、体圧分散できる「中程度の硬さ」が推奨。
2. 枕の高さ
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枕が高すぎる → 首が前屈位になり、頚部・肩の緊張 → 首こり・肩こりから腰にも影響。
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枕が低すぎる → 気道確保のために顎を反らし、胸椎〜腰椎に負担。
3. 寝姿勢
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仰向け:腰が反るタイプは膝下にクッションを。
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横向き:膝の間に枕を挟むと骨盤のねじれ防止。
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うつ伏せ:腰椎前弯が強調されやすく、腰痛持ちには不向き。
4. 寝具の寿命
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マットレスは7〜10年でヘタリが出やすく、体圧分散性能が低下 → 腰痛悪化の一因。
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枕は2〜3年で高さ・反発力が変化 → 頸椎〜腰椎の連動に影響。
🔹腰痛予防の寝具選びのポイント
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マットレス:中反発〜高反発で、腰が沈みすぎないもの。
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枕:後頭部〜頸椎が自然なS字を保てる高さ。
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サポートアイテム:抱き枕・膝下クッションで骨盤・腰椎の負担軽減。
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寝る前の軽いストレッチ:大腰筋・ハムストリングスを緩めると寝返りがスムーズに。
✅まとめ
腰痛は日中の姿勢だけでなく「寝具環境」からも大きく影響を受けます。
「腰が沈みすぎないマットレス」「頸椎を支える枕」「正しい寝姿勢」の3点を見直すことで、腰痛改善・再発予防に役立ちます。






