腰椎椎間板ヘルニアとは？

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨（腰椎）の間にあるクッション役の「椎間板」が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれなどが生じる疾患です。
20代〜50代の働き盛り世代に多く、重いものを持つ仕事やデスクワークなどでも起こりやすいのが特徴です。

主な症状

• 腰痛（急性・慢性どちらの場合もあり）

• お尻や太ももの裏、ふくらはぎのしびれ・痛み（坐骨神経痛）

• 足の筋力低下や力が入りにくい感覚

• 長時間座っていると痛みが強くなる

• 前かがみやくしゃみで痛みが悪化する

• 進行すると 排尿障害（ごく稀）を伴う場合もあるため注意が必要です。

原因

• 長時間の悪い姿勢（猫背・前かがみ）

• 重い物を持つ・中腰作業が多い

• デスクワークなどで同じ姿勢が長時間続く

• 筋力低下や柔軟性不足

• 加齢による椎間板の劣化

接骨院でできるアプローチ

腰椎椎間板ヘルニアに対して接骨院では 保存療法（手術に頼らない治療）を中心に痛みの緩和と再発予防を目指します。
※急性期の激しい痛み・麻痺・排尿障害がある場合は医師との連携が重要になります。

① 筋肉の緊張を緩める手技療法

腰部や臀部、下肢の筋肉の緊張を緩め、神経の圧迫を和らげます。
周囲の筋肉の柔軟性を高めることで、痛み・しびれの緩和と動きやすさが改善します。

② 骨盤や姿勢の調整

骨盤の歪みや腰椎の動きの悪さを整えることで、腰部にかかるストレスを軽減します。
正しい姿勢を取り戻すことで 再発リスクも減少します。

③ 電気療法・超音波療法

疼痛緩和や血流促進を目的に、低周波・干渉波・超音波などの物理療法を組み合わせます。
特に坐骨神経痛が強い方には有効なケースが多く見られます。

④ 筋力トレーニング・体幹強化

腰椎を支えるインナーマッスル（体幹筋）や骨盤周囲の筋肉を鍛えることで、腰への負担を軽減し、症状改善や再発予防につなげます。
正しい動き方やトレーニング法は当院でしっかりサポートします。

⑤ 日常生活のアドバイス

• 正しい姿勢の取り方

• 椅子の選び方・座り方

• 腰に負担をかけない動作のコツ

• 自宅でできるストレッチやセルフケア など、生活全体をサポートする指導を行います。

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは早めの対応と、適切なケアによって 症状を大きく改善させることが可能な疾患です。
我慢せずに、早めにプロの手を借りることが大切です。

当院ではお一人おひとりのお身体の状態を丁寧に評価し、最適な施術とセルフケアまでしっかりサポートいたします。

腰の痛みやしびれが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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